ぼくも80〜90年代まではちょくちょくお世話になってました。
なんせ今みたいにインターネットが無い時代ですからね。
で、それを記念して神田の三省堂の神保町本店で1/16から「キネマ旬報 90th anniversary fair」というイベントがあるようです。
あと1/15までは同じく映画雑誌の老舗『スクリーン』とのコラボで「私の好きな映画とスタア キネマ旬報×SCREEN バックナンバー&映画専門書フェア」とゆーのもやってるみたい。
お近くの人はどーです?
なんだか久しぶりに映画本でも読みたいなあ。
80年代当時はどんなだったかとゆーとですね。
劇場の上映スケジュールは既に『ぴあ』や『シティロード』といった情報誌にその役目を取って替わられた状況で、昨年廃刊になった『ロードショー』や双葉十三郎さんの星取り表があった『スクリーン』が言わば「ファン雑誌」「スター雑誌」といった感じでした。
この2誌が映画スターの情報中心だったのに対して、『キネ旬』は映画専門誌って感じだった。
高校生の頃にちょっと背伸びをして映画の勉強をする雑誌という感覚かな。
でも、もちろん小難しい映画批評ばかりじゃなくて、和田誠さんや小林信彦さん、都筑道夫さん、川本三郎さんといった人たちのエッセイやコラムがあって、むしろそういったものがぼくの映画の見方の教科書のような役割になってた。
多分、今でもそれは変わらないんじゃないかと思う。
さて、そんな『キネ旬』の今年のベストテンが発表されたようですけど、驚いたのはジョニー・トー監督の「エグザイル/絆」(06)が外国映画の8位だって。
アジア映画では他には「ラスト、コーション」(07)が「イントゥ・ザ・ワイルド」と同じ4位に入ってるだけです。
3位の「ダークナイト」(08)もだけど、コテコテの娯楽映画でのベスト10入りは珍しいですよ。
で、観てきましたよ「エグザイル/絆」。
正月2日の新宿歌舞伎町のシネマスクエアとうきゅう。
いやあ昼前の初回の上映で客席はガラッガラッでしたけど、それがなんとなく雰囲気は合ってたりして。(笑)
なんかね、昔ながらの場末の映画館で見たくなるような映画でしたよ。
愛想の無いおばちゃんがちょこんと座ってモギリをしてるよーなね。
ノックの音から始まる、大人になりきれない、行き当たりばったりの男たちの物語。
多くの人がジョニー・トーの最高傑作というのも成る程と思わせる男の子が熱くなれる映画でしたね。
屋内での銃撃戦のアイディアの数々。
缶蹴り、記念写真(もちろんプリクラも)、コイン投げといった小道具の使い方も相変わらずの上手さ。
そしてぼくが好きなトー監督のユーモアのセンスも今回は「鉢合わせ」として繰り返し出てくる。
銃撃戦の後の俯瞰シーンは「マッド探偵」(07)に続くものだし、悪党たちの子供じみたジャレ合いは去年の「文雀」(08)に通じる。
まさにジョニー・トー・ワールドの集大成といった映画なんだろう。
そして何より、男たちの笑顔で終わる、こんな恐ろしく時代遅れな映画にこれほど興奮させられるということが一番の驚きですよ。
この映画ってシナリオ無しで撮影されたらしいけど、この現場自体がこの映画みたいだったんじゃないかなあと映画を見ながら思ってました。
まさに大人になりきれない、行き当たりばったりの男たち。
映画という大きなおもちゃを手にして大はしゃぎ、って感じだったんじゃないかな。(笑)

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いや〜、やっとこさ観ましたよ。私、この作品に惚れました(笑)。40代の男たちが熱いです。あまり台詞はないけどロイ・チョンも素敵だし、フランシス・ンはもっと素敵♪
>そして何より、男たちの笑顔で終わる、こんな恐ろしく時代遅れな映画にこれほど興奮させられるということが一番の驚きですよ。
激しく同意!もし違う監督が撮ったらこれほど興奮しなかったかも。3月になったら「天使の眼、野獣の街」も観に行く予定にしてます^^(関西上映遅っ!)
惚れましたか〜、「エグザイル/絆」。(笑)
「天使…」はトー監督ほど味わい深くはないかもしれないけど、それでも面白かったっすよ。
サイモン・ヤムにしてもレオン・カーファイにしても日本の俳優さんだとこの辺の年代がちょっと手薄かもしれないですね。
丑年生まれとしては同年代にもっと頑張ってほしいっす。