2009年02月13日

マーチで〜すっ!

先日「ザ・クリーナー/消された殺人」(77)を見た帰りに銀座の山野楽器に寄ったら三谷幸喜「恐れを知らぬ川上音二郎一座」のDVDを見つけて購入。
これは2007年の11月にオープンした日比谷のシアタークリエのこけら落としに上演された舞台。
明治32年に日本で初めて海外で公演を行った、というより決行したという感じの川上音二郎率いる一座とその妻・マダム貞奴の話です。
主演の音二郎はユースケ・サンタマリア、貞奴に常磐貴子
他は堺正章、堺雅人、戸田恵子、浅野和之といった面々。

こけら落としとゆーこともあり、やや軽演劇的な賑やかしに終止してしまってるのと、出演者の人数の多さの為か三谷作品としては散漫な印象を受けた。
主演二人の舞台役者としての力量不足と言ってしまっては身もふたもないけど、音二郎と貞奴のどちらかにもっと焦点を絞った方が良かったかも。
そういう点では同じ実在の人物を題材にした舞台でもミヤコ蝶々を戸田恵子が演じた一人芝居の「NANIWA バタフライ」の方が数段出来は良いと思う。
それにしてもユースケは何をやってもユースケってとこがある意味スゴイね。
所ジョージもそんなとこあるけど、役とか関係ないもんね。

otojiro.jpg


さて三谷幸喜の舞台では「巌流島」「笑の大学」「マトリョーシカ」など既成の映画音楽がテーマ曲として使われることが多いんだけど、今回の中で印象的に使われてたのは行進曲でした。
曲はジョン・フィリップ・スーザ作曲の「自由の鐘」

曲名だけ聞いてもピンと来ない人でもTV「空飛ぶモンティ・パイソン」のオープニングの曲だよと言えば思い出す人も多いのでは。
これですよ↓




ちなみに…。

ジョン・クリースのバカ歩き協会。絶品です!


この曲はもともとBBC放送のスポーツ番組のテーマ曲として使われてたらしい。
言われてみると日本でも昔は野球のナイター中継とかスポーツ番組のオープニングってみんな行進曲でしたよね。
って、あまり興味ないすか?
実は中学生くらいのときに各テレビ局のスポーツ番組のテーマを歌えるという地味〜な特技を持ってたんですよ。
でもこれって学校とかでやってみせても、みんなあまり興味がないらしくて、ぼくの歌う曲が果たして正解だかどーか解らないという具合で。(苦笑)
見事なもんだったんだけどなぁ。
「日本テレビ!」とか言われたら、即座に歌い出すことできましたから。
って、もーいーですか…。(溜息)

でも考えてみれば「行進曲=マーチ」って一般人にとって一番身近なクラシック音楽なんですよね。
誰でもタイトルは知らなくても、聞いたことがある曲ってあると思うし。
別にスポーツ番組とかじゃなくても運動会とかでも流れてたしね。
最近ではサッカーの応援でエルガーの「威風堂々」を歌ったりしてますしね。


映画の中でも「マーチ」ってのはやっぱり使われます。
特に戦争映画ではピッタリですからね。
本家だから。(笑)
「戦場にかける橋」とか「大脱走」とかね。
ぼくの年代だったら「戦場…」よりもやっぱり「大脱走」ですかね。
「大脱走」のテーマ曲を知らん奴など一人もいないと断言してもいーくらいで。


戦争映画に限らずとも「インディ・ジョーンズ」もテーマ曲は「マーチ」です。
あのテーマ曲無しのインディ・ジョーンズなんて考えられないもんね。
ジョン・ウィリアムス作曲のマーチなら「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーのテーマ曲だってマーチですよね。


でも、ぼくが「マーチ」の流れる映画といわれて一番に思い出すのは「大脱走」でも「インディ…」でもないんですよね。
それは「アメリカ万才」(84)なんです。
この映画は主演のゴールディ・ホーンが製作も兼ねていて、ワシントンDCでクラブのカクテル・ウェイトレスをしていたゴールディが、ある日突然に国務省の特別外交官に任命されてしまうという内容でした。
実際、話はありきたりと言ってしまってもいいもんだし、出来としても普通なんだけど、とにかくこの頃のゴールディは一番魅力的な時期で、映画自体もみななんかイキイキしてた。
娘のケイト・ハドソンに比べたら軽〜く10倍くらいの可愛さだったし、どんなバカやってもとにかく憎めない。
そして天性のコメディエンヌに備わっている絶妙な「間」を持ってたし。
それでいて観客が昔ながらのオバカな女の子を期待してるのを彼女自身が熟知していて、そーゆーキャラを保ちつつも少しだけ女性の自立とかをエッセンスとして加味してとゆープロデューサーとしての頭の良さもあった。




で、この映画にはふんだんに「マーチ」が流れてて、それが何度見ても心地いい。
アメリカだなって感じ。
オープニングにいきなり流れる「忠誠」から一気に映画の中に引き込んでくれます↓。




この曲もやっぱりスーザの曲。
スーザのマーチって「威風堂々」とか「双頭の鷲の旗の下に」とかのヨーロッパ製のものと違うんですよね。
気取りがないとゆーか、ポップスみたい。
なんせ立って演奏できるスーザフォンを考案した人ですからね。
基本はマーチング・バンドなんでしょうね。

スーザの曲は他にも「ワシントン・ポスト」「アニマル・ハウス」に出てきます。
パレードにはやっぱりスーザでしょ。


さてと。
ここからは余談です。
ネットでスーザのこと見ていたら「和製スーザ」と言われている日本人のことが出てました。
その人は古関裕而
名前は聞いたことありますよね。
「モスラ」(61)の音楽は古関裕而その人です。

あと有名なのは高校野球の「栄冠は君に輝く」でしょうか。
東京五輪の「オリンピック・マーチ」も作ってます。
そして阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」も古関裕而作。
そしてそして、なんとライバルのジャイアンツの「巨人軍の歌(闘魂こめて)」も作ってるんですよ。
う〜ん、節操がないとゆーか、なんなんでしょ。
でも「六甲おろし」がプロ野球が始まって間もない昭和11年の作品であるのに対して、「闘魂こめて」はなんと昭和38年の作。
ONが入団した後じゃん!
そうなると節操がないのは作曲家の方じゃなくて依頼をした巨人軍の方か。(笑)


↓ランキングもどーか、ひとつ。
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posted by 5011 at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽ネタ♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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