2009年03月07日

シーズン4突入!

気がつけば3月ももう1週間過ぎちゃってら。
とりあえず2月のまとめです。
2月に見た映画はこんなのです。

2/7「ザ・クリーナー/消された殺人」(07)銀座シネパトス
2/22「チェンジリング」(08)109シネマズ川崎
2/28「罪とか罰とか」(09)TOHOシネマズ川崎

の3本でした。


tsumi-batsu2.jpg


ケラリーノ・サンドロヴィッチ脚本・監督の「罪罰」は鳴かず飛ばずの崖っぷちアイドル円城寺アヤメ(成海璃子)の覚醒と再生の物語をブラックで不条理な笑いで描いたコメディ。
脚本も構成が練ってあって楽しめるんだけど、それが果たして1人の少女の再生という話にはどれだけ影響があったのかとゆーと疑問符がついちゃいます。
でも喜劇としては十分に及第点は取ってると思いますけどね。

ブラックで不条理な世界なんで「笑い」も爆笑が躊躇われるものばかりですしね。
なんせ主人公アヤメの元カレが連続殺人犯で、アヤメは彼に「人を殺したって見つからなきゃいーよ」て言っちゃうくらいですから。
どーしたって「ガハハ」とゆーより「ニタニタ」と笑うことになります。
考えるとこの手の笑いが一般的になったのはやっぱりツービートの「赤信号 みんなで渡れば恐くない」以降でしょうかね。

登場人物も強烈なものばかりで。
当然の結果として出演者たちはほとんどがエキセントリックな演劇的なキャラ付けで演じてるんだけど、その中でただ1人、おちゃらけることなく映画的なアプローチで存在していた成海璃子って凄いなぁと感心したりして。

共演者では犬山イヌコが相変わらず独特な魅力を巻き散らかしてますけど、他ではハイテンションなコンビニ強盗役が見事にハマってた奥菜恵が良かった。
なんとなく「パルプフィクション」アマンダ・プラマーがやったハニー・バニーを思い出したりもします。
で、その奥菜の仲間の大倉孝二山崎一の熱帯魚のやり取りでは、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」(88)のケビン・クラインマイケル・パリンの関係ねと勝手に解釈してひとりでニヤニヤ。

fishcalledwanda1.jpg
これぞ喜劇!これぞ傑作!


DVDでの観賞は

「消された暗号 BRICK」(05)
「硫黄島からの手紙」(06)
「ラスト・ホリデイ」(06未)
「ラブ・イズ・マネー」(01未)
「恋するブラジャー大作戦(仮)」(01)
「リボルバー」(05)

なーんてのを見てたりします。

●「硫黄島」は「チェンジリング」が面白かったんで、やっとのことで見る気になりました。
そしたらこの2本よく似てたわ。
静かな音楽でのオープニングといい、色彩の設計といいね。
モノクロに近い、彩度を落とした画面の中で赤だけ彩度を保つとゆー感じかな。
「チェンジリング」ではアンジェリーナ・ジョリーの口紅の赤。
「硫黄島…」ではそれが日の丸の赤。


●面白かったのが「消された暗号 BRICK」。
「キルショット」にも出てるジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演。
物語はレヴィット演じる高校生が元彼女の死体を発見したことから、ドラッグ絡みのトラブルに巻き込まれた彼女の死の真相を探る、とゆーもの。

面白いのはこの映画はこの学園物のストーリーをハードボイルド物・探偵物のタッチで描いているとこ。
で、大人が出てこないんですよね。
うーん、「ダウンタウン物語」みたいなもんか?
まあ探偵ですから当然いきなり何者かに襲われて顔に怪我しちゃうしね。
「チャイナタウン」ジャック・ニコルソンみたいに探偵に絆創膏は付きものですから。
あと探偵は警察との駆け引きをしたりしますけど、その変わりにこの映画では教頭と駆け引きしたりと。

ドラッグ売買の大物としてルーカス・ハースが出てきて懐かしかったっす。

brick1.jpg
探偵はいつも傷だらけ


●「リボルバー」はヒドかったね、途中で見るの止めちゃった。
こんなにカッコつけるのにこだわった映画って久しぶりですねえ。
ガイ・リッチーリュック・ベッソンも初めて映画作るわけじゃあるまいし何やってんだか。
映画青年が初めて作った映画みたいな、思わせぶりだらけの映画でした。


●「ラブ・イズ・マネー」と「恋するブラジャー大作戦(仮)」は共に香港映画のラブコメディ。
「ラブ…」はトニー・レオンスーチーが共演で、「大逆転」「メル・ブルックスの逆転人生」みたいな金持ち→貧乏人という話に「プリティ・ウーマン」をプラスした内容。
一晩で無一文になっちゃったトニー・レオンの惨めさが足りなくて、すぐに「プリティ・ウーマン」路線へなってしまうのがなんか勿体なかった。


●「恋ブラジャー…」の方はラウ・チンワンルイス・クーが下着メーカーのデザイナーとなって「究極のブラジャー」を開発するというもの。
タイトルから想像されるドタバタな内容かと思いきや、割とフェミニズムとゆーか、真面目なブラジャー感が語られたりしてたのが意外だった。
共演のジジ・リョンは可愛さが足りず。
この人は「ターンレフト・ターンライト」みたいなドジな女の子役の方がキュートだなと思った。

koibura.jpg


でもなんだかんだ言っても香港映画を見ているとなんか懐かしい感じがして気持ちがいい。
これは多分映画のリズムなんだと思う。
話がパッパと進むでしょ。
古いハリウッド映画のリズムと似てるんですよね。
スター映画であるという点も似てるしね。
その辺が懐かしさなんだとは思うけど…。
香港の映画人は多分、いろんな映画を見てるんだと思います。
古典を含めてね。
あのジャッキー・チェンだって「ミラクル/奇蹟」(89)でフランク・キャプラのリメイクしてんだから。


さてさて。
2006年の3月からスタートしたこのブログも丸3年が経ちました。
継続は力なりといいますが、どの辺に力になってるのかはサッパリです。
これではいかん!
マンネリを打破すべく、新しいチャレンジをしていかなくてはと思う昨今であります!
チェ〜ンジですよ!

な〜んてことは、まるでなく。

多分、これからもダラダラとやってゆくつもりです。
なので、長〜い目で見てやって下さい。


↓ランキングもどーか、ひとつ。
banner_01.gif

アクセス解析
posted by 5011 at 11:19| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログ3周年おめでとうございます!

> 継続は力なりといいますが、どの辺に力になってるのかはサッパリです。

いや、絶対、力になってるハズ!
どこかで!(爆)
私もあと数ヶ月で3年になります。
あらためて数えてびっくりしました。
もう3年も経ってたんか!

「ワンダとダイヤと優しい奴ら」
大好きな映画なはずなんですけど
内容を全く憶えてない…。
観たつもりで観てないのかってくらい憶えてないんですけど。
ジェイミー・リー・カーティスが好きでね。
もう1回見直したくなりました。

璃子ちゃん、がんばってるから、応援したいわ。
CMでモンローみたいに太ももを見せてるのが
かわいくて(笑)
Posted by nbm at 2009年03月07日 13:38
nbmさん、どもです。

>いや、絶対、力になってるハズ!
どこかで!(爆)

パッと思い付くのはお腹回りの肉くらいですねぇ、最近目立つのは。(笑)

ジェイミー・リー・カーティスはいいですよね。
これと「大逆転」とあと最近でも「フォーチュン・クッキー」も良かった。
チャーミングで、それでいてセクシーでって、あまり日本人ではお目にかかれないタイプです。
Posted by 5011 at 2009年03月08日 19:46
香港映画ご覧になってますね〜。

>でもなんだかんだ言っても香港映画を見ているとなんか懐かしい感じがして気持ちがいい。

“気持ちがいい”、これなんとなくわかります。
“合っている”と言った方がいいかもしれません。
他の国の映画は、合わないのはほんとに合わないですが、香港映画は、大当たりはそうはなくても、その90分はとりあえずは楽しませてくれるんですよね。
90分というのも、ポイントかもしれませんが。
Posted by micchii at 2009年03月11日 14:22
micchiiさん、どもです。

>90分というのも、ポイントかもしれませんが。

そーかもですね。
どーってことのない、ごく普通の映画の場合ですけど、90分を超えると「我慢」の領域に入ってきちゃうんですよ。
でも90分くらいだと、まいっかって感じで許しちゃいます。(笑)

また面白い香港映画があったらご教授願いまーす。



Posted by 5011 at 2009年03月12日 21:48
「リボルバー」ご覧になっちゃいましたか…。ああ、一言言ってくだされば忠告しましたのに〜。これはマドンナと離婚前時期ということで酷い出来でしたね(マドンナのせいにするなって?)。

「ラブ・イズ・マネー」もご覧に…。後半は完璧にシンデレラストーリーでしたね。
なんだか最近5011さんが香港映画をよくご覧になってて嬉しいです^^

昨日から関西では「大阪アジアン映画祭」をしており、早速台湾と香港映画を観てまいりました!一つはGOODで一つは??でした^^;いや〜、ホワイトデーだというのに1人寂しく映画を観る1日になるとは悲しいやら予定がなく映画を観れて嬉しいやら複雑…。
Posted by TKAT at 2009年03月15日 00:32
TKATさん、どもども。

「リボルバー」はほんとビックラこきましたねぇ。(笑)

>昨日から関西では「大阪アジアン映画祭」をしており、早速台湾と香港映画を観てまいりました!

羨ましいです。
スーチーの出てるのとか見たいんですよねえ。
ぼくも映画祭は3回しか見にいったことがないんですけど、普段劇場で見たりDVDを見たりするのとはまた違った映画の楽しみ方ができますよね。

Posted by 5011 at 2009年03月15日 09:15
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック