2009年05月03日

青春映画はジタバタするのさ!

すっかり主夫してる字余亭です、ども。
いやあ、眠い。
最近はとにかく眠くてさ。
休みの日も家の事なんだかんだとやっては結局映画に行く気にならずで。
「グラントリノ」もまだ見てないし…。
そんな感じで4月の劇場での鑑賞は2本でした。

4/5「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」(08)銀座シネパトス
4/22「ダイアナの選択」(08)シネスイッチ銀座

charliebartlett2.jpg


しかし「チャーリー…」は拾い物だった。
見る前はそーいえば最近は学園モノってあまり無いんじゃないってくらいだったんですけどね。
かなり好きですね、この映画は。

映画の内容はですね。
アントン・イエルチャン演じる男子高校生チャーリー・バートレット君が主人公。
このチャーリー君、家はけっこうな金持ちの子でありまして、お抱えのカウンセラーがいたりするまあセレブなわけです。
父親とは離れて暮らしてはいるけど、ちょっと精神的に不安定なところのある母親(ホープ・ディヴィス)を支えてあげてる優しい子だし、学校の成績も優秀。
だけどこのアントン君、クラスメートに偽造免許を作って売りさばいたりとかしちゃう問題児でもありまして。
結局、私立高校を軒並み退学になってしまってロバート・ダウニーjrが校長先生の公立高校へと転校してきたのでありました。
でも彼が問題を起こす理由はとても単純なことで、それは金儲けとかよりもみんなの人気者になりたいということ。
だから新しくやってきた公立高校でもみんなに好かれたくてまたまた変なことを始めちゃう。
それが男子トイレでのカウンセリング。
生徒たちの悩みを聞いて、それを自分のカウンセラーに話して薬を処方してもらい、その薬を売りさばいちゃう。
そしてチャーリーは念願通り学校の人気者になるのだが…といったお話。

この映画は「40歳の童貞男」(05)のプロデューサーのジョン・ポールの監督デビュー作だということと、なんともB級臭い感じの邦題のおかげで、なんか調子の良い高校生のお気楽コメディなのかと思ってたんだけど、観終わっての感想はぜんぜん違ったものだった。
なんかね、「真面目」とゆーか、「マトモ」って感じでした。
まあちょっとはドタバタしたものを期待してなかったわけじゃないんだけど、でもこの真面目さがこの映画の良さなんです。

何が良いかって、確かにチャーリー君はパッと見は調子良い高校生なんだけど、正直だしジタバタしてるんですよ。
けっして人生を達観したような素振りは見せないで自分の人生に一生懸命って感じでね。

高校生のチャーリーに大事なことは「学校での人気」。
なによりもそれが一番。
それって「他人にどう思われるか」ということだし「他人に良く思われたい」とゆーのとイコールなわけです。
それって自己が未形成な青春時代には誰でも思うことでしょ。
その辺が実にストレートに、嫌味なく描かれているところが好感が持てます。

あと主人公のチャーリーだけじゃなくて登場人物は皆「自分が何者なのか」で悩んでるってのも良かったね。
生徒だけじゃなくてロバート・ダウニーjrの校長先生もホープ・デイヴィスのお母さんも同じでさ。
この二人はほんといい味出してましたよ。

charliebartlett3.jpg
もはやお家芸と言いたいダウニーの酔っ払い芸!

charliebartlett4.jpg
インディペンダントの常連のディヴィス。
この女優好きだなあ。




映画の中でチャーリーは「他人に左右されるな!君は君なんだ!」と生徒たちに向かって言うんだよね。
でもそれと同時に、自分もまだまだ子供なんだよと母親に甘えもする。
この辺のカッコつけるだけじゃないってゆー正直さ。
なんつーか、その辺がいい案配です。

なんかこの映画見ながら思い出したのが80年代の一連のジョン・ヒューズの映画だったんですよね。
それは「すてきな片想い」(84)や「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」(86)での現状に不満を持ったモリー・リングウォルドのふくれっ面であり、「フェリスはある朝突然に」(86)のマシュー・ブロデリックの軽やかさであり、傑作「ブレックファスト・クラブ 」(85)のあの真面目さです。



懐かしのモリーとシーディとアンソニーです。
早いもんで20年経ってます。



もう一本の「ダイアナの選択」も、主人公ダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は17歳の高校生でした。
でもこっちの主人公は学園内での銃乱射事件に巻き込まれてしまい、親友のモリーンと2人でいるところを「お前たち2人のうち1人を殺す。」と犯人に言われ究極の2択を迫られてしまうという話で。
ダイアナの高校生活と成人したダイアナ(ユマ・サーマン)の生活が交互に描かれ、果たしてあの究極の選択の真実は?とゆー話。

こっちの方はなんか微妙な感じで。
なんか終わってからの「してやられた感」が無かったっつーか、消化不良な感じでしたねぇ。
ネタばれしちゃいますけど、この映画って「夢オチ」の変型なんですよね。
でもねぇ、それが頭で理解できても、実感できないって感じ。
あのダイアナがあーゆーことを考えるかなあって。
「チャーリー…」と比べるなら、ジタバタしてないんだよなあ、ダイアナは。
その辺がキャラクターにちょっと難ありとゆーか、引っかかったのかもしれない。

lifebeforehereyes1.jpgLifeBeforeHerEyes2.jpg
アメリカと日本でこれだけ雰囲気の違うポスターってのも面白い。
あちらはサスペンス強調で日本はファンタジーっぽい


まあ上映時間も90分とゆーこともあり、小味なサスペンスを期待してたので入り込めなかったのかもしれないけどね。
そんな感じでした。


面白かったのはこの2本の映画のパンフレットの両方に。TVの「グータン」とかに出てた精神科医の名超康文さんがコラムを書いてました。

さあ、GW中に少しは映画を見に行こうかな。



↓ランキングもどーか、ひとつ。
banner_01.gif

アクセス解析
posted by 5011 at 10:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 最近観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」ご覧になりましたか〜。私が気になってる映画の一つでございますよ。ちょっと前に調べた時には関東地方しか上映してなくって、GWに東京に行ったので観ようかと思ったんですがその後関西でも上映することがわかりやめたんですよ。

いや〜、拾い物ですか!関東でいけたから関西上映決まったか?!←んな訳ないか^^;
関西で上映されたら必ず観に行きまっさ!

ちなみに「ダイアナの選択」は個人的には好きなタイプの作品でした。日本と海外のポスターの違いって調べると面白いですよね。
Posted by TKAT at 2009年05月07日 22:05
TKATさん、どもです。

>ちなみに「ダイアナの選択」は個人的には好きなタイプの作品でした。

ええ、記事は拝見しましたよ。
ぼくはどーにも「なるほど〜、そう来たかっ」って感じになれなくて…。

「チャーリー…」はお奨めですけど、お口にあいますでしょうか。
まあ関東でヒットしたってことはないと思いますよ。
ぼくは初日か2日目に行きましたけど、10人くらいしか客入ってなかったですからね。(笑)

Posted by 5011 at 2009年05月09日 14:47
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/118457579
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック