「トパーズ」は冷戦時代のキューバが舞台のヒッチコックお得意のスパイ物。
大方の評論家からは失敗作とされていて、それにビッグ・ネームのスターが出演していないということもあってかTV放映もほとんどされたことのない作品。
年代的にはにはポール・ニューマンとジュリー・アンドリュースが出てた「引き裂かれたカーテン」(66)と晩年の傑作と言われる「フレンジー」(72)の間に作られた一本です。
確かにこれといったスターが出ていないために地味な印象なんだけど、それでもこれぞヒッチコック・タッチと言いたいシーンが何か所かあって十分楽しめる出来でした。
特にジョン・ヴァーノンに撃たれたカリン・ドールが倒れるときの俯瞰ショット。
床に広がる紫のドレスの裾が彼女から流れ出る血をイメージさせるところなんて、そんじょそこらの映画では出会えません。

さてこの「トパーズ」のDVDの特典で作品解説をしていたのが、懐かしい映画評論家のレナード・マーティン。
何が懐かしいかというとこの人の書いた『TV MOVIES』という映画のガイドブックを愛読していたからなんです。

ちょっとジョン・ランディス似のヒゲ面のこの人がマーティン氏
初めて買ったのは20才くらいだったろうか。
とにかく今と違ってインターネットなんて無かった時代ですからね。
今ではネットで気になる映画の情報を簡単に入手できるけど、当時は映画雑誌で得た情報が全て。
『TV MOVIES』はペイパーバックのサイズでほんとに辞書くらいの分厚さがあった。
毎年更新されるんでその度に今は無き銀座のイエナ書店の洋書コーナーまで出かけたもんでした。
写真はなくて、監督とキャストの名前のほかには寸評と採点(5段階評価)があるだけだったけど、未公開映画のビデオを見る時には結構参考になりました。
あと『Screen World』ってのもあったな。
こちらは映画年鑑みたいなものでB5版サイズのハードカバーの高価なものだった。

左から89年版、90年版、91年版。
それぞれその年のオスカーの作品賞が表紙になってた。
これはその年にアメリカで公開された映画を公開日順に掲載していて、キャストとスタッフはもちろん、制作会社や上映時間のほかにも全てではないけどかなりの作品の写真も載っていた。
あとその年度のマネーメイキング・スターのランキングや物故人リスト、オスカーの受賞者リストにスターのバイオグラフィと資料価値はかなり高いものでした。
なかでも面白かったのはその年度に注目された若手の俳優を毎年紹介しているコーナーだった。
ちなみに1988年は今になってみればかなり豪華なメンバーが紹介されてますよ。
他の年度も見てみたけど、こんなビッグネームがズラリと並ぶ年も珍しい。
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左上から時計回りにロバート・ダウニー・Jr、ペネロープ・アン・ミラー、トッド・グラフ、ナターシャ・リチャードソン

同じく左上(左のページ)からウィリアム・マクナマラ、ジュリア・ロバーツ、キアヌ・リーヴス、マーセデス・ルール。
右のページはクリスチャン・スレイター、ウィノナ・ライダー、ユマ・サーマン、キーファー・サザーランド
人生いろいろ。悲喜こもごもってところでしょーか。
映画雑誌はもとより、このての映画本も今ではすっかり買わなくなってしまったけど、昔はこういった本で未公開映画なんかをチェックするのが楽しかったんですよね。
なんだかワクワクしてね。(笑)
昔はTVの深夜映画だって貴重だったもんなあ。
当然だけど今みたいにノーカット放映なんてなかったからカットされまくりの代物だったんだけど、それでも今でも忘れられない映画もあったりします。
されば現在はインターネットの時代。
昔懐かしき思い出の映画をいざ検索!
チーン!
って、レンジじゃねーし!
またたく間にヒット!
You Tube恐るべし!
それでは深夜に一度TVで見ただけで30年近く経っているにも関わらず、いまだにその音楽までを覚えているという思い出の映画を2本御覧下さい。
1本は恋愛バカ一代・アラン・ルドルフ監督の「ロサンゼルス/それぞれの愛」(76未)。
最初だけですけど歌ってるのは主演のキース・キャラダインでございます。
そしてもう1本はロバート・ベントン監督の「夕陽の群盗」(72)。
当時、若干24歳のジェフ・ブリッジスが主演。
ジョン・サヴェージの顔も懐かしい。
そしてこのピアノのメロディがずっと耳に残る映画でした。
あ〜、今の映画ファンは楽チンだねぇ〜。。。
↓ランキングもボチボチです!



1988年の皆さんのお姿に笑ってしまいました。失礼しました〜!
本当なんでも出てきますからね、youtube。どなたかせっせとVHSから変換してらっしゃるようで、恐れ入ります。
ジョン・サベージ、懐かしいなあ!
このあとディア・ハンターでしたか?
ではでは
やっぱりジョン・サベージ懐かしいですか?
「ディア・ハンター」出てましたね。
あと「エリックの青春」という難病モノで主演をやってたのを何かと2本立てで見た記憶があります。
最近お目にかかりませんけど、もう結構いい年ですよねぇ。
私のパソ、ダイヤルアップ接続で、超つながるのがおそくて、なかなか遊びに来れません。そんなヤツが来ちゃダメっすかねぇ?!
映画は・・今年5本しか観てません。私の街の映画館は、すんごくヒットしたやつとか、アニメがかなり遅れて上映されるボロっちいとこです。トホホ。だから仙台で観ることが多いです。
『笑う警官』は気になってます。原作のファンだから。原作知ってるだけにガッカリするかもだけど、大森南朋は期待できそう。
あ、ここではソフィーさんね。
>私のパソ、ダイヤルアップ接続で、超つながるのがおそくて、なかなか遊びに来れません。
そりゃ大変だ。
チャリンコでF1に挑戦してるよーなもんだな。
映画館はねぇ、神奈川もたいした変わりないんじゃないかな。
シネコン以外ないし、シネコンは人気作品しかやってないしね。
でも、シネコンあるだけマシなのかもしれないけどね。
「笑う警官」はぼくも原作読んだけど、原作自体は「?」ってとこもあったかな。
映画は大した出来じゃないんじゃないかと思ってるんだけど、大森君が好きなんで気になるんだよね。
よくある熱血刑事みたいな真似はしないだろうとは思ってるけど。
大森はなんか色気あるよね。そんなかっこいいわけじゃないけど、雰囲気かな。似たものを感じるのが香川照之なんだけど、ダメ?
警察ものの小説は大好き!『笑う警官』(読んだ時は『うたう警官』だった)は警察組織の仲間意識の強さと怖さが描かれていたのでは?!もし観に行くのなら感想お願いしますね(*^.^*)
って、呼び捨てはこっちじゃなかったっけ?(笑)
>大森はなんか色気あるよね。そんなかっこいいわけじゃないけど、雰囲気かな。似たものを感じるのが香川照之なんだけど、ダメ?
こーゆー人って最近けっこう多いんじゃない。
大森〜香川ラインってあると思います。
パッと見はそんなじゃないけど、注意してみるとカッコいいじゃんって感じだよね。
警察小説が好きなんだ。
ぼくはどっちかというと警察小説だと海外ものばっかりかな。
今回、角川Pが改題した「笑う警官」の本家のマルティン・ベックのシリーズとかも若い頃に読んだなあ。